なぜ「市場価値に敏感な」公認会計士は、今あえて東京へ移住するのか?
地方の監査法人で安定した日々を送っている、あるいは海外駐在でグローバルな経験を積んでいる。
客観的に見れば順風満帆なキャリアですが、ふとした瞬間に「焦り」を感じることはないでしょうか。
「このまま地方にいて、最先端のファイナンススキルは身につくのか?」
「海外経験は武器になるが、帰国後のポストが監査法人しか思いつかない」
もしあなたが今、少しでもこのような思いを抱いているなら、それはあなたのキャリアセンサーが正しく作動している証拠です。
公認会計士としての市場価値を最大化し、将来の選択肢を広げるために。
なぜ今、多くの優秀な会計士が東京への移住やUIターンを決断しているのか。
その背景には、単なる「場所の移動」ではない、戦略的なキャリア構築の意図があります。
「東京」は場所ではなく、市場価値を上げる「装置」である
地方や海外でも公認会計士としての仕事はあります。
しかし、キャリア形成における「経験の質と密度」という点において、東京とそれ以外では圧倒的な格差があるのが現実です。
しかし、キャリア形成における「経験の質と密度」という点において、東京とそれ以外では圧倒的な格差があるのが現実です。
圧倒的な「打席数」の違い
地方では、IPO(新規上場)案件や複雑なM&A案件は「数年に一度、回ってくるかどうか」のイベントです。
一方、東京にはその機会が日常的に溢れています。
スキルは座学ではなく「実戦(打席数)」でしか磨かれません。
東京というフィールドに身を置くことは、
あなたの成長スピードを強制的に加速させる「装置」を手に入れることと同義です。
「誰と働くか」が基準値を引き上げる
東京のスタートアップやFAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)には、大手監査法人を飛び出し、リスクを取って挑戦している優秀なCFOやプロフェッショナルが集まっています。
彼らの視座の高さ、スピード感、経営的視点に触れることで、あなたの「会計士としての当たり前」の基準が一気に引き上がります。
これはオンラインでは得られない、物理的に同じ空気を吸うことでしか得られない資産です。
リモート時代だからこそ可能な「攻め」の転職活動
「東京へ行きたいが現職が忙しくて面接に行けない」
かつてはこの物理的な距離が地方・海外在住者の大きなハードルでした。
しかし、現在は状況が一変しています。
面接の9割はオンラインで完結する
現在、東京の企業の多くが一次・二次面接をWebで実施しています。
最終面接のみ対面というケースも多く、海外からであれば全工程をオンラインで完結させる柔軟な企業も増えています。
つまり、地方にいながらにして、東京の候補者と同じ土俵で戦える環境が整っているのです。
「優先顧客」としてエージェントを使い倒す
遠隔地からの転職活動成功の鍵は、パートナーとなる「転職エージェント」の質と、その活用法にあります。
単に求人を送ってくるだけのエージェントではなく、あなたのキャリア戦略を深く理解し、企業側に「この候補者は地方在住だが、わざわざ東京に呼ぶ価値がある」と強力にプッシュできるエージェントを選ぶ必要があります。
ここで重要なのは、あなた自身がエージェントにとっての「優先顧客」になることです。
・レスポンスを早くする
・職務経歴書を作り込む
・本気度(いつまでに上京できるか等)を伝える
この「マメさ」と「熱量」を見せることで、エージェントは優先的に未公開の優良案件を回してくれるようになります。
距離のハンデは、戦略的なコミュニケーションで埋められます。
「生活コスト」を上回るリターンを設計する
東京への移住で最大の懸念材料となるのが、「家賃などの生活コスト」と「年収」のバランスです。
「年収が上がっても、生活費が上がって可処分所得が減っては意味がない」と考えるのは、一見合理的なようでいて、実は近視眼的です。
年収交渉の相場観を知る
現在、東京の会計士市場は売り手市場が続いています。
監査法人シニアスタッフクラスであれば、事業会社の管理職候補やFASのコンサルタントとして、年収800万〜1,000万円以上でのオファーも珍しくありません。
適切なエージェントを通じて交渉すれば、東京での家賃増額分を十分にカバーできる年収アップを勝ち取ることは可能です。
「将来の稼ぐ力」への投資
仮に一時的に可処分所得が変わらなかったとしても、「東京での3年間」で得られるスキルセット(IPO実務、M&A、経営企画など)は、その後のあなたの生涯年収を大きく押し上げます。
目先の生活費の多寡だけでなく、「5年後、10年後の自分の時給をいくらにしたいか?」という時間軸での損益分岐点を意識することが、プロフェッショナルとしての正しい判断軸です。
成功事例:地方・海外から東京で飛躍した会計士たち
私たちが運営するメディア『会計士の履歴書』にも、勇気ある決断で東京への切符を掴んだ事例が数多くあります。
【事例Aさん:地方監査法人 → 東京IPO準備企業CFO】
地方の監査法人で5年間勤務。
監査業務には慣れたが、「クライアントの成長を当事者として支えたい」という思いが強まり上京を決意。
[転職のポイント]
当初は漠然とした憧れだったが、キャリアの棚卸しを通じて「経営に近い位置で働きたい」という軸を確立。
東京のIPO準備企業の管理部長として転職し、監査法人時代には経験できなかった資金調達や組織づくりに奔走。
年収もアップし、何より「毎日が刺激的で楽しい」という充実感を手に入れた。
【事例Bさん:海外駐在 → 東京FAS】
大手監査法人の海外駐在員として活躍。
帰任後のキャリアに閉塞感を感じ、退職を決意。
[転職のポイント]
「英語×会計」の強みを活かしつつ、さらに専門性を高めるために東京のFASへ。
クロスボーダーM&A案件など、東京でしか扱えない大規模案件に関わることで、グローバル人材としての市場価値を確固たるものにした。
結論:「いつか」ではなく「今」動くべき理由
公認会計士の転職市場は、景気動向に半年〜1年遅れて連動する傾向があります。
現在は好況な売り手市場ですが、この波がいつまで続くかは誰にも分かりません。
「準備ができてから」と考えている間に、魅力的なポジションは埋まってしまいます。
不安を抱えたまま現状維持を続けるリスクと、環境を変えて理想のキャリアを掴み取るリスク。
どちらのリスクが、あなたの人生にとって「後悔しない選択」でしょうか。
東京という最高峰のフィールドで、自分の力を試してみたい。
その純粋な欲求に蓋をせず、まずは情報収集から始めてみませんか。
PCPは、地方・海外からの挑戦を志すあなたを、戦略的にサポートします。
無料相談のご案内
株式会社PCPは、公認会計士による公認会計士のための転職エージェントとして、専門性と実践力を融合した支援を提供しています。
3つの特徴
#01
会計士によるキャリアコンサル
会計士によるキャリアコンサル
株式会社PCPは、監査法人出身かつ事業会社でのマネジメント経験を有する会計士がキャリアコンサルティングをさせていただいています。 求職者様と同じ会計士としての視点でお話を伺えるため、それぞれ求職者様ごとの会計士としてのキャリアプランを想定しながら、より適切なアドバイスができます。また、事業会社でのマネジメント経験も有しているため、採用企業のマネジメント層の視点をもって求めているスキルや資質などについて、より適切なアドバイスができます。 会計士が監査法人から他業種に転職するにあたって留意すべきポイント、他業種から監査法人に転職するにあたって留意すべきポイントはそれぞれ異なります。それらの留意すべきポイントは、実際に会計士として監査法人で働いた経験を有する者、他業種で働いた経験を有する者でないとなかなか語ることは難しいものです。
#02
会計士特化の自己分析サポート
会計士特化の自己分析サポート
より納得度の高い転職を実現するためには、自己分析をするべきであると考えています。 弊社では独自で考案した「キャリアコンサルシート」を用いて、求職者に寄り添って自己分析をサポートしていきます。 自己分析はひとりでやるには限界があります。 わたしたちが第三者的な立場でアドバイスをさせていただくことで、ひとりでは見えてこなかった“気づき”を得ていただくことが出来ます。
#03
会計士専門の 性格タイプ別診断
会計士専門の 性格タイプ別診断
大学との共同研究でつくりあげた会計士専門の性格診断ツール(※)によって、会計士の性格タイプごとのキャリア情報を集積しています。
これにより性格タイプごとの統計データを分析し、あなたの性格タイプにあったキャリア形成に関する情報をご提供します。
この性格診断ツールは会計士の約10人に1人が利用しています。
※ 弊社グループ会社である(株)CPAコンパスが運営する会計士専門メディア「会計士の履歴書」の性格診断ツールを利用します
CPA AGENT
コンサルタント
どんな働き方があるか話を聞きたい方、キャリアパスを考えたい方、今すぐ転職相談したい方も、下記お問い合わせからご連絡ください。
この記事は私が書きました
執筆者紹介
【執筆者 桑本 慎一郎】株式会社PCP代表取締役
2008年合格後、監査法人にて多様な業種の監査や内部統制業務を担当し、2011年に株式会社PCPを創業し、公認会計士専門の転職エージェントとして15年を迎える。その後は事業会社の管理部長や経理財務マネジャーとしてIPO準備や決算早期化をリードし、自らの経験をもとに会計士のキャリア支援を担っている。
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